経理ん部

23歳経理マンの雑記。

1人の新卒が、入社してから辞めるまでの半年。

ある新卒社員が、入社してから辞めるまでの半年の話です。
新卒社員が早い段階で離職する1つのケースとして、どなたかの参考になれば幸いです。
 
これから社会人になる人にとっては不安になるような記事になるかもしれませんが、これはあくまで私個人の場合と思ってお読みください。
 

 

内定が出た企業に入社した経緯

私が入社したのは、IT企業。ある程度業界の中では知名度がある企業で、「大企業」と言える会社でした。
 
その会社は腰を入れて受けた会社でもなかったので
あ、受かった笑
という感じに。滑り止めできた〜くらいに考えていました。
 
内定が出た後に、その企業についてネットで検索。就活生なら見たことがあるであろう、2ちゃんねるのブラック企業就職偏差値ランキングにランクイン。またIT業界を志望している友人には微妙な会社だよと言われる始末。笑
(本来なら、まずは内定者面談や先輩社員への質問したり、会社の評判は検索しておくべきです。) 
 
でも 企業規模を友人の内定先企業と比べると、悪くない。というかデカイじゃん!
でも興味ないから全然働きたくないという思いは変わらず
 
そのため、もう少し就職活動は続けようと思っていた矢先、肺気胸で入院することに。
入院は1週間くらいだったのですが、まさかの再発して計1ヶ月くらい身動きができませんでした。そのため、これ以上就職活動ができないのでは焦り、内定が出たIT企業に入社することを決めました。
 
 

 内定式、懇親会の感想は「早く帰りたかった

ゆっくりと治療して、夏は遊んで、気付いたら内定式。本当に時間が流れるのは早かった。
 
内定式、懇親会を通しての感想は「あ、これはダメだ、辞めたい笑」でした。
 
ダメだなと思った理由3つあります。
1:仕方なく入社した人が多かった。
ギリギリまで内定が出なくて仕方なくここにという人が多買ったこと。しかもその話を堂々と話す人も多かった笑
 
2:第一印象が最悪な人が多すぎた。
本当に不快なので詳しくは書きませんが、「新卒の女少な」とかいう人達がいました。
初対面の場合、異性の話題が上がるのは仕方ないと思うのですが、会社を出会いの場としてしか考えていないような輩が多すぎて、個人的に限界でした。無理でした。
 
3:同期の入社理由が、社員の人柄に惹かれたから。
社員さんの人柄と社風に惹かれたことが理由入社したという人が大勢いたこと。
この理由は正直1つ目の「ここしか内定が出なかった」よりもタチが悪い。IT企業なんだから、技術力が〜とか、そんな素敵なワードが出ることを期待していた私が馬鹿だったよ!
 
ちょっと考えればわかる。社員さんが入社前の人間に良い顔をするのは当たり前
 
バカか!笑
 
少ないですが、会社のことを本当に良いと思って入った人や、ここでの経験をもとに次につなげてやると言っている人もいたので、それを糧にしようと考えました。
  
そして、仕事が始まる。
 
※教訓:企業の評判を始めとした、情報収集はしっかりと行いましょう。

これは社畜ですか? 

入社して3ヶ月間は、営業のイロハを学んだ。
主に営業同行、訪問先企業での会議の日報作成、社内会議のための書類作成などなど業務が大量にありました。書類完成させないと、会議進まないので必然的に締め切りに追われるように。
 
複数の先輩と外回りをし、週10社以上取引先を訪問。そこで営業としての立ち振る舞いを学ぶ。場数を踏むのは大事だと思います。ただ、新人の私は会社のサービスに関して知識がないため会議の内容はチンプンカンプン。技術者メイン会議に出席することも多く、同席する意味を見出せない場合も多々ありました。
空いた時間で仕事の仕方や、報告書の書き方等、実務に役立つようなことを一生懸命教えてくださる先輩もいました。、仕事をサボりたいからなのか(本当かどうかはわかりませんが)で喫茶店に連れて行かれ、世間話で1時間潰されることも。そのせいで自動的に私の残業が生まれます。
 
そんな体力消耗するだけの外回りで、定時までのスケジュールが大体埋まります。会社で提供するサービスに関しての勉強,日報や次の会議資料の作成は、定時を余裕で超えた時間から取り掛かるしか術がありません。(大体20時。笑)
そのため、朝7時までには出社し、外回りをした後会社に22時まで残って資料を作成したりする。
22時過ぎになって周りを見渡す、様子がおかしい。
22時過ぎなのに人がたくさんいるぅ!
私がいた前会社は見込み残業で給料に反映されていたため、残っても意味はありません笑
 
会社や部署としては、いち早く使える人材を育成したかったんだと思います。
しかし、それならば無駄な営業同行をさせずに、空いた時間で資料作成や勉強をさせる時間を作り、勉強した内容は週報として提出したり上司へプレゼンしたりする方が戦力になれそうなのにと考える毎日。
でもそんなことは言えない。黙ってやるしかありませんでした。
 

「あれ、働いている理由ってなに???」

「働いている理由ってなんだっけ???」と疑問に感じながら生きる日々が続きました。
仲の良いと思っていた同期に「1年で辞めそう〜」と愚痴ったところ「何言ってるのお前?バカなの?」と言われてしまいます。
私の同期は、忙しさに追われて思考停止していた人もいたのでしょう。彼は仕事をする特別な理由があるわけでもなく、ただ仕事が与えられるからという理由だけで働いているような状態でした。
楽しいという感情だけでなく、辛いという感情すら彼は失っていて、怒りの感情だけが残っているように感じました。
(同期には始発出社終電帰宅という化け物もいました。今生きてるのかな。笑)
 
この同期とのやり取りを境に、こんな風になってまで働く理由って一体なんなの?私はなんで社会に出て働き始めたんだっけ?と自問自答するようになります。
 

寝れない。食べ物の味がしない。下痢。嘔吐。 

私は心の余裕がなくなり、だんだんと夜眠れなくなり、寝れたとしても夢でまで仕事をするように。食欲はなくなり、下痢が続き、吐くようにもなりました。そのうち何を食べても味がしなくなったので、食事も摂らなくなり体重は10キロ近く落ちました。
 
 

限界は思ったより早くきた。

いつもの朝、準備をして、朝出社する準備が完了。今日は調子が良い。
玄関で靴を履いた。
そこから何故か体が動かない。
痛いとこもない。
吐き気もない。
 
でも、立てない!
 
何故か溢れ出す涙。
何だこれwwwwと自分でも訳が分からず困惑。気付いたら出社時間間近。その日は体調が悪いと言って休みました。それでも体は動かず。
 
次の日以降、何とか出社するも、下痢と吐き気がキツくてトイレに頻繁に篭るように。
 
1週間程度その状態が続き、見かねた上司に産業医面談に行くように勧められます。
 
産業医の先生から「鬱の症状が出てる可能性があるので、1度休職してはどうか」と言われました。
 
鬱????
 
一番辛い症状が下痢と吐き気だったので、そのときは何を言ってるのかが全く理解できませんでした。メンタルは大丈夫な気でいました。しかし、産業医の言葉がトドメだったのか、私の中で何かが壊れた感じがしました。その場で泣きじゃくってしまいました。
 

~そして休職へ~

 産業医面談から2~3日後、症状の改善のない私を見かねた上司の判断によって休職になりました。
ああ、使えない人間の烙印を押されたんだなと思い込みました。
鬱になってしまうなんて自分はなんて情けないんだと思い込んでしまい症状はどんどん悪化しました。
休職してからしばらくは、3日間寝れない日が続いたり、心療内科で処方された薬を飲んだら、今度は起きていられなくなって何日も寝続けるというような、典型的な鬱の症状が出るようになりました。
 
これではダメになってしまう。
そう思った私は心療内科とは別に内科を受診し、胃や小腸や大腸に問題が無いかを徹底的に調べてもらうことに。
振り返れば、下痢や吐き気を気にして自分はダメだと思い込んでしまったことに気づいたので、自分は健康的な人間なんだそうなんだと証明できる行動をしました。
 

2ヶ月休職して

休職をして、1~2ヶ月が経過。
色々と検査をして、体内にも問題は全くなかった。胃腸関連で問題がないことがわかると、何だか気持ちが軽くなりました。
そして別に鬱じゃないんじゃね?とも思えるようになりました。
 
また、仕事から離れたおかげでストレスが激減し余裕が生まれ、冷静に働いていた頃の自分を見直すことができるように。
 
そういえば『最初から入社するの嫌だ嫌だ』と言っていたことを思い出しました。
冷静に、何で全く行きたくないところに入社したのか。選択肢は他にもあったはずなのに。
 
では、これからどうしようか。
 
働き方、仕事観、企業について、将来のことを考えました。
 
前会社の人に相談しても戻って来いと言われるのがオチだなと思い、昔からの知り合いに相談。
 「若いから、転職はいくらでもできると思う。けれど今と同じ規模の会社に転職で入るのは難しいと思う。あと、新卒1年未満で退職だから、正直厳しいと思う。でも体が1番なんだから、辞めてからまた色々と考えてもいいんじゃないのかな。」
と、言ってくれる友人や先輩もいて、とても救われました。
 
 
 

自分のこれからを考え、退職を決断。

入社して半年くらいの時に退職。
 
体壊れかけだし、辞めちゃえ〜。
くらいのノリで退職しました。
 
詳しく退職を決意した理由を書くと2つある。2つしかない。笑
 
  • 体調を全快にして次に行くため。
腹痛と下痢は休職していても治りませんでした。
その理由を、将来的に今の会社に戻らないといけないのでは?と考えることが負担になっているからだと考えました。
会社に戻って、また体調が悪化したら、次に何かすることもできない。もしかしたら普通に死ぬかもしれない。
結果論ではありますが、辞めたら体調は全快しました。
  • 「将来性」について。
自分がその会社で働き続けると仮定した時、自分の望む「良い未来」がイメージできませんでした。
年次上がっても就業時間変わらないし、上司の働き方見ても無理して働いているようにしか見えない。
 

この会社のためには生きたくない、という結論。

自分で頑張りたいと思え、自分のいる場所が嫌じゃないと思える場所で活躍したい。そうやって結論を出しました。
退職願は郵送。私がトイレで苦しんでいた状況を会社側が把握していたことと、治療の状況を逐一会社に報告していたため、あっさりと退職願いは受理されました。やー大袈裟にしといて良かった。笑
 

はたから見たら私はただの『ゆとり』かもしれない、けど

 
以上、新卒で入社しておよそ半年で退職した、とある人間の話でした。 
 
たった半年の会社員生活。「努力が足りない!」「やる気がないだけだろ」「将来を楽観視しすぎなんじゃないの?」といった批判されても仕方ありません。そういう見方もあると思います。
 
でも、あれ以上体を酷使していたらどうなっていたかわかりません。現状再就職して定時で帰れて好きな職種で働けてるので結果オーライです。笑
 
 私より過酷な状況で仕事を元気に続けていらっしゃる方もいるので、その方々と比較したら、私はダメ人間だと思う時もありました。
ですが、私には会社を生きがいにする生き方は無理そうだから辞めただけのことです。
後悔はありません。相談した人や、会社の所為にもしていません。
  
新卒社員が早い段階で離職する1つのケースとして、どなたかの参考になれば幸いです。
 

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